糖尿病 外来
血糖値コントロール(低血糖・高血糖)や、HbA1c(ヘモグロビンA1c)の管理、食事・運動・睡眠・家庭血圧など療養に関わる指導を行なっています。内服薬、インスリン治療や合併症の検査など、必要に応じて治療に取り入れています。代表的な症状
- ・喉が渇き、水分を多くとる
- ・疲れやすい
- ・尿の量と回数が多い
- ・味の濃いものや油物をよく食べる
- ・血糖値が高めだ
- ・家族や血縁者に糖尿病の人がいる
生活習慣病 外来
生活習慣病は、過食・運動不足・飲酒・喫煙・ストレスなどが主な原因です。日々の生活改善とともに、症状に応じて薬などを用いて治療をおこないます。代表的な病名
- ・高血圧症
- ・脂質異常症 (高LDL/低HDLコレステロール血症、高中性脂肪血症)
- ・痛風(高尿酸血症)
- ・骨粗鬆症
- ・メタボリック症候群
- ・脂肪肝
甲状腺 外来
甲状腺機能低下症・亢進症などを対象とした治療、必要に応じて腫れ・しこり、大きさの確認などをエコー検査で行なっています。代表的な症状/病名
- ・喉の腫れ、しこり
- ・動悸、手がふるえる
- ・だるい、体がむくむ
- ・眼球突出/まぶたの腫れ・むくみ
- ・不妊
- ・甲状腺ホルモンの値(FT3、FT4、TSH、サイログロブリン)が異常値
- ・バセドウ病
- ・慢性甲状腺炎(橋本病)
- ・甲状腺腫瘍
睡眠時無呼吸症候群 外来
状態を放置していると高血圧や糖尿病などの代謝疾患を招き、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが高まります。簡易検査や精密検査(PSG検査)を行い睡眠の質を評価した上で、CPAP療法を中心とした治療を進めていきます。代表的な症状/病名
- ・大きないびきをかく
- ・睡眠中、息苦しい
- ・夜間に何度も目が覚める
- ・日中の強い眠気
- ・記憶力や集中力の低下
- ・体を動かすと息切れする
- ・寝ても疲れがとれない
- ・血圧が高い(早朝・夜間)
- ・起床時に頭痛がする
内科一般
超音波(エコー)検査(頸動脈、腹部、心臓)
糖尿病をはじめとした生活習慣病にはさまざまな合併症があります。 また、糖尿病により各種臓器の変化に対する自覚症状が薄れ、知らぬ間に進行しているということもあります。このような変化を早期に発見するため、定期的に超音波検査を行っています。安全性の高い検査ですので、妊娠中の方でも検査できます。
腹部超音波検査:
糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病に合併しやすい脂肪肝、慢性肝障害、膵炎などがないかをはじめとし、肝臓・腎臓・膵臓・脾臓・胆嚢の検査を行います。
心臓超音波検査:
糖尿病など生活習慣病の方の中には自覚症状のないうちに心筋梗塞を起こし、心機能に異常が現れている場合があります。心臓の機能(動き)、弁膜症、心筋症の有無を調べます。
頚動脈超音波検査:
動脈硬化は頚動脈から始まることが多いです。また、頚動脈に生じたプラークがはがれ血流に乗って脳に達し、脳梗塞を起こす場合があります。超音波で頚動脈の中内膜の厚さやプラークの有無を確認し、脳梗塞予防を図ります。
● 検査でわかること: 腹部超音波検査においては、肝臓がん、腎臓がん、すい臓がんなどの悪性腫瘍を発見することができます。
動脈硬化(血圧脈波)検査
主にABIとPWVの値を測定し動脈硬化についての検査をおこないます。
ABI検査:
正常では足首の血圧の方が上腕の血圧より高いのですが、動脈の内腔が非常に狭くなると足首の血圧が腕の血圧より低くなります。ABI検査とは,両側の上腕と足首の血圧を測定してその比(ABI)を計算することにより、比較的太い動脈の内腔が狭くなっていないかどうかを調べる検査です。ABIは『比較的太い血管のつまり具合』の目安です。
PWV検査:
心臓から押し出された血液の拍動は、血管の壁や血液を伝わって末梢まで届きますが、血管の壁が硬いほど拍動は早く伝わるという性格があります。PWV検査とは拍動の伝わり方の速さを調べる検査で、PWVは『比較的太い血管の硬さ』の指標のひとつです。
● 検査時間(目安):数分程度
● 検査でわかること: 大動脈や手足の動脈などの比較的太い動脈の高度狭窄の有無、 比較的太い動脈の壁の硬さの指標、すなわち動脈硬化の程度
超音波(エコー)検査(甲状腺)
甲状腺疾患の診断補助(甲状腺の大きさ・内部血流・内部性状)や、甲状腺腫瘍の性状判断の補助などを目的として行われる検査です。その他にも、症状や血液検査から甲状腺異常が疑われる場合に行われます。安全性の高い検査ですので、妊娠中の方でも検査できます。
● 検査でわかること: 甲状腺の大きさ・内部血流・内部性状や、甲状腺腫瘍の性状判断をします。
穿刺吸引細胞診(バイオプシー検査)
超音波による画像を見ながら直接その細胞を採って調べる検査です。 触診や超音波(エコー)検査をおこない、穿刺吸引細胞診でさらに細胞を詳しく調べます。注射針より細い針を腫瘍に刺し、甲状腺にできた腫瘍の細胞を吸引します。
● 検査でわかること: 甲状腺腫瘍の細胞を吸引し、良性・悪性を判断します。
神経機能検査
手足の末梢神経に電気刺激を与え、刺激が筋肉に伝わる速度を調べる検査です。 糖尿病の3大合併症の1つ「糖尿病性神経障害」の有無、進行具合を調べます。
● 検査時間(目安):即日行い、短時間で検査が可能
● 検査でわかること: MCV (運動神経伝導速度)とSCV (感覚神経伝導速度)を測定し、神経障害の有無・進行具合などが分かります。
骨密度検査
X線を用いて、骨密度を測定し、骨粗しょう症の有無・進行具合などを検査します。
● 検査時間(目安):即日行い、短時間で検査が可能
● 検査でわかること: 骨密度(カルシウム量)を計測し、同じ年齢の平均骨密度比較、若年成人の平均骨密度比較を算出します。
パルスオキシメトリー検査(スクリーニング検査)
睡眠時無呼吸症候群の検査として、初期診断を行うパルスオキシメトリー検査を行なっています。外来でパルスオキシメトリー検査を貸し出し、自宅で簡単に睡眠時無呼吸症候群の検査が行えます。
● 検査時間(目安):患者さま自身がご自宅で就寝中に検査を行います
● 検査でわかること: この検査では血液中の酸素飽和度を測定します。睡眠中に呼吸が止まることがあると酸素が体に取り込まれなくなり、一時的に血液中の酸素飽和度が低下します。この状態をひと晩、機械に記録します。検査結果から睡眠時無呼吸症候群の初期診断が行われます。
PSG検査(睡眠ポリグラフ検査)
睡眠時無呼吸症候群の初期診断であるパルスオキシメトリー検査スクリーニング検査で異常があった場合にPSG検査という精密検査を行い、より詳しく睡眠中の状態を調べます。
● 検査時間(目安):即日行い、短時間で検査が可能
● 検査でわかること: この検査は、いろいろなセンサーを装着し就寝いただきます。睡眠中の脳波、眼球運動、下顎筋電図、呼吸、換気運動、心電図、動脈血酸素飽和度、体位、下肢筋電図などを総合的に検査し睡眠時無呼吸症候群の診断を行います。